メンタリストの打ち切り理由!視聴率低下とレッドジョン後の迷走が原因か

海外ドラマ『THE MENTALIST/メンタリスト』は、シーズン7をもって終了しており、視聴率の低下やキャストのギャラ高騰が重なったことが主な終了理由とされています。ただし、最終シーズンでは物語が適切に完結しており、突然の打ち切りとは異なる経緯をたどりました。この記事では、メンタリストが打ち切りと言われる理由や、終了に至った背景を詳しく解説します。

作品名 THE MENTALIST/メンタリスト
製作者 ブルーノ・ヘラー
主演 サイモン・ベイカー(パトリック・ジェーン役)
放送局 CBS(アメリカ)/スーパー!ドラマTV(日本)
放送期間 2008年〜2015年(全7シーズン・151話)
ジャンル クライムサスペンス/刑事ドラマ
打ち切り判定 🟡 打ち切り疑惑あり

メンタリストが打ち切りと言われている理由

『メンタリスト』は全7シーズンまで続いた人気作品ですが、最終シーズン7はわずか13話に短縮されており、「打ち切りでは?」と言われることがあります。ここでは、打ち切りと言われる主な理由を整理します。

理由1:シーズンを追うごとに進んだ視聴率の低下

『メンタリスト』が打ち切りと言われる最大の理由は、シーズンを追うごとに視聴者数が大きく減少していったことです。2008年に始まったシーズン1の初回は約1,560万人が視聴し、2008-2009年シーズンの新作ドラマ視聴率ランキングで第1位を獲得するという華々しいスタートでした。

その後もシーズン2〜3では平均1,500万人前後の視聴者を維持していましたが、シーズン4以降は徐々に数字が落ち始めます。シーズン5になると平均視聴者数は約1,100万人台まで低下しました。

そしてシーズン6では視聴者数がさらに落ち込み、シリーズ最低を記録しています。CBSにとって看板ドラマだった時代と比べると、明らかに勢いを失っていたのです。

アメリカのテレビ業界では視聴率が広告収入に直結するため、視聴者離れが続く番組に対してネットワーク局が打ち切りを検討するのは珍しくありません。この視聴率低下が、メンタリスト終了の最も大きな要因と考えられています。

理由2:レッドジョン編の終了による物語の求心力低下

『メンタリスト』の物語の核は、主人公パトリック・ジェーンと宿敵レッドジョンとの因縁でした。ジェーンの妻と娘を殺害した連続殺人犯レッドジョンの正体を追い続けるという縦軸が、7年間にわたって視聴者を引きつけていた最大の要素です。

しかし、シーズン6の第8話でレッドジョンの正体が明かされ、決着がついてしまいます。物語の最大の謎が解決されたことで、シーズン6の後半以降はドラマとしての方向性が大きく変わりました。

レッドジョン編の終了後、舞台はCBI(カリフォルニア州捜査局)からFBIへと移り、新キャラクターも登場するなど大幅なリニューアルが図られました。しかし、この路線変更が視聴者に受け入れられたとは言いがたく、視聴率の回復にはつながりませんでした。

レッドジョンという強力な縦軸を失ったことで、「1話完結の事件もの+ジェーンとリスボンの恋愛」という構成になり、ドラマとしての緊張感が薄れたという指摘は当時から多く見られました。

理由3:主演のギャラ高騰と契約問題

打ち切りと言われるもうひとつの理由が、キャスト、特に主演サイモン・ベイカーのギャラ高騰です。サイモン・ベイカーは当初6年契約でメンタリストに出演していたとされています。

シーズン7への更新にあたり、主要キャストの契約が1年延長されましたが、その際にギャラの引き上げが行われました。長期シリーズでは主要キャストのギャラが当初の2〜3倍にまで上がるケースがあり、メンタリストも例外ではなかったと言われています。

視聴率が下がり続ける中でキャストのギャラが上昇すれば、制作費と広告収入のバランスが崩れます。CBSがシーズン7を13話に短縮したのは、コスト面の判断も大きかったと考えられます。

理由4:シーズン7が13話に短縮された事実

通常、アメリカの地上波ドラマは1シーズン22〜24話で構成されます。しかし、メンタリストのシーズン7はわずか13話に短縮されました。これはCBSが「最終シーズン」として区切りをつける判断をしたことを示しています。

2014年5月、メンタリストは「土壇場での更新」(eleventh-hour renewal)と報じられました。一時は更新自体が危ぶまれていたものの、13話限定という条件で最終シーズンの制作が決まったのです。

この経緯から、CBSが積極的に継続を望んだというよりも、人気シリーズにきちんとした結末を用意するために最低限のシーズンを与えた、というのが実情に近いでしょう。

メンタリストは本当に打ち切りなのか?

ここまでの理由を見ると「打ち切り」のように思えますが、一般的な打ち切りとは異なる側面もあります。メンタリストの終了を多角的に検証します。

打ち切り説を支持する根拠

打ち切りと見なせる根拠は明確です。まず、視聴者数がピーク時の約1,970万人からシーズン6〜7では大幅に減少しており、CBSにとって採算ラインを下回っていた可能性があります。

また、シーズン7の更新が「土壇場」だったこと、13話への短縮が行われたことは、ネットワーク側が継続に消極的だったことを物語っています。これらの状況証拠から、実質的にはCBSの判断による終了だったと考えるのが自然です。

打ち切りではない可能性

一方で、「打ち切り」とは言い切れない要素もあります。シーズン7では物語がしっかりと完結しており、最終回「白い蘭」(White Orchids)では主人公ジェーンとリスボンの結婚が描かれ、大団円を迎えています

突然の打ち切りであればストーリーが中途半端に終わるのが通常ですが、メンタリストはシーズン7の制作時点で最終シーズンと決まっていたため、脚本チームが計画的に物語を畳むことができました。

また、主演のサイモン・ベイカー自身も長期間同じ役を演じ続けることへの区切りを考えていた可能性があり、俳優側の意向も終了の一因だったと見られています。

結論:実質的な打ち切りだが、最終回は計画的に完結

総合すると、メンタリストの終了は「視聴率低下によるCBSの判断」が最大の要因であり、実質的には打ち切りに近い形です。ただし、最終シーズンが用意され、物語として完結している点で、突然の打ち切りとは性質が異なります。

「打ち切りか完結か」と問われれば、「視聴率低下による終了決定だが、最終シーズンで円滑に完結した」というのが最も正確な表現でしょう。

メンタリストのファンの反応

メンタリストの終了に対して、ファンからはさまざまな声が上がりました。ここではSNSや海外掲示板での評価を紹介します。

SNSでの評価

メンタリストの終了が発表された際、ファンからは「もっと続けてほしかった」「シーズン6でレッドジョン編が終わった時点で覚悟はしていた」といった声が多く見られました。

一方で、「だらだら続けるよりも潔く終わってよかった」「最終回がハッピーエンドで安心した」という肯定的な意見も少なくありません。全7シーズン・151話という長さは、海外ドラマとしては十分なボリュームだったという評価もあります。

最終回の評価

最終回「白い蘭」は、ジェーンとリスボンの結婚式で幕を閉じます。シリーズ全体を通じて描かれてきた二人の関係が結実する結末として、ファンからは概ね好意的に受け止められました。

ただし、「レッドジョン編がシーズン6で終わった後のシーズン7は蛇足だった」「13話は短すぎて駆け足だった」という批判的な意見も存在します。特にレッドジョンの正体が明かされた展開については、期待していたほどの衝撃がなかったと感じたファンもいたようです。

メンタリストの主要キャスト・製作者の現在

メンタリスト終了から10年以上が経過した現在、主要メンバーはどのような活動をしているのでしょうか。

サイモン・ベイカー(パトリック・ジェーン役)の現在

主演のサイモン・ベイカーは、メンタリスト終了後、しばらくテレビドラマの主演からは距離を置いていました。監督業にも取り組み、2017年には映画『ブレス あの波の向こうへ』で長編映画の監督デビューを果たしています。

2024年3月には、約9年ぶりのドラマ出演作となる『少年は世界をのみ込む』がNetflixで配信されました。オーストラリアの作家トレント・ダルトンの小説を原作としたミステリー作品で、主人公の父親ロバート・ベル役を演じています。

また、カズオ・イシグロ原作の映画『クララとお日さま』や、第二次世界大戦を題材にしたドラマ『The Narrow Road to the Deep North』といった待機作もあるとされています。

ブルーノ・ヘラー(製作者)の活動

メンタリストの企画・製作総指揮を務めたブルーノ・ヘラーは、メンタリスト終了後にFOXのドラマ『GOTHAM/ゴッサム』(2014年〜2019年)のクリエイターとして活動しました。『ゴッサム』はバットマンの前日譚を描くドラマシリーズで、全5シーズンが放送されています。

その後も、DCコミックス原作のドラマ『PENNYWORTH/ペニーワース』の製作に携わるなど、クライムドラマやコミック原作ドラマの分野で精力的に活動しています。

メンタリストはどこで見られる?配信情報

メンタリスト全7シーズンは、動画配信サービスで視聴することができます。Netflixで全シーズンが配信されているほか、スーパー!ドラマTVでも放送実績があります。

全151話と長編ですが、1話完結型のエピソードが多いため、気になるシーズンから見ることも可能です。ただし、レッドジョン編の伏線を楽しむにはシーズン1から順番に見ることをおすすめします。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA



日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)