東京タラレバ娘の最終回がひどいと言われる理由!打ち切りだったのか徹底解説

『東京タラレバ娘』の最終回は「結婚というゴールを放棄した」「消化不良」といった批判的な声が多く、賛否が大きく分かれました。最終回への不満は、物語のテーマが途中で方向転換したように感じられたことや、3人のヒロインの結末に差がありすぎたことが主な原因です。この記事では、最終回がひどいと言われる具体的な理由と、打ち切りだったのかどうかを詳しく解説します。

作品名 東京タラレバ娘
作者 東村アキコ
連載誌 / 放送局 Kiss(講談社)
連載期間 2014年5月号〜2017年6月号
巻数 全9巻(+番外編『リターンズ』)
打ち切り判定 🟢 打ち切りではない(完結済み)

東京タラレバ娘の最終回がひどいと言われる理由

『東京タラレバ娘』は2017年6月号のKissで最終回を迎えましたが、連載終了直後からネット上では「最終回がひどい」「モヤモヤする」という声が多数上がりました。具体的にどのような点が批判されたのか、大きく3つの理由に分けて解説します。

理由1:「結婚がゴール」のはずが結婚しないまま終わった

『東京タラレバ娘』は、30歳を過ぎても結婚できないアラサー女性3人が「あのとき〇〇していたら(タラ)」「〇〇していれば(レバ)」と後悔しながら恋愛に奮闘する物語でした。物語の出発点が「結婚したい」だったため、多くの読者は最終的に誰かと結ばれるハッピーエンドを期待していました。

ところが最終回では、主人公の倫子はKEYとお互いの気持ちを確かめ合ったものの、結婚というゴールには到達しないまま物語が終了しました。「結局結婚できたの?できなかったの?」という疑問が残る形だったのです。

この結末について、「結婚をテーマにしていた物語が途中で方向転換した」「テーマのすり替えではないか」という批判が上がりました。最終回で倫子が「タラレバ」から卒業して前向きになる展開は描かれましたが、それが読者の求めていた結末とは異なっていたのです。

一方で「結婚がゴールではないというメッセージこそが本作の真骨頂」と評価する声もあり、最終回の受け止め方は読者の期待値によって大きく分かれました。

理由2:3人のヒロインの結末に差がありすぎた

本作のもう一つの不満点は、3人のヒロインの結末がバラバラだったことです。倫子はKEYと両思いになり、香は元カレの涼と復縁しましたが、小雪は恋愛が振り出しに戻るという結末でした。

3人が同じスタートラインから恋愛に奮闘してきた物語だけに、最終的な「格差」に対して不公平感を覚えた読者が少なくありませんでした。特に小雪を応援していた読者からは「小雪だけ報われないのはひどい」という声が多く上がりました。

また、香と涼の復縁についても「元サヤに戻るだけなら物語を通じた成長が感じられない」という指摘がありました。3人それぞれの物語を丁寧に畳むには、全9巻という巻数では尺が足りなかったのではないかという意見も見受けられます。

物語の序盤から中盤にかけて3人の恋愛模様を並行して描いてきた構成上、最終回で全員に納得のいく結末を用意することの難しさが浮き彫りになった形です。

理由3:早坂との別れが唐突だった

最終回の展開で特に議論を呼んだのが、倫子と早坂さんの別れのシーンです。早坂は倫子の本当の気持ちに気づき、自分から身を引く形で別れを切り出しました。この展開自体は早坂の器の大きさを示すものでしたが、「急にいい人すぎる」「都合よく身を引かされた」という印象を持った読者も多くいました。

ドラマ版ではこの早坂の別れのシーンに対して「早坂さんイイ人すぎる」「早坂さんマジで仏」といった反応がSNSで相次ぎました。好意的な声がある一方で、物語の都合で退場させられたキャラクターに見えてしまったという批判も根強くあります。

早坂は安定した大人の男性として描かれ、倫子にとって「現実的な幸せ」の象徴でした。その早坂を捨ててKEYを選ぶ展開は、読者にとって「本当にそれでいいの?」と問いかけるものだったのです。

結果的に、最終回は「感動的」と受け取った層と「ご都合主義」と受け取った層で評価が真っ二つに割れる結末となりました。

東京タラレバ娘は打ち切りだったのか?

最終回への不満から「打ち切りだったのでは?」と疑う声もありますが、結論として『東京タラレバ娘』は打ち切りではありません。ここではその根拠を解説します。

打ち切りではない根拠:全9巻で完結し続編も連載された

『東京タラレバ娘』は2014年5月号から2017年6月号まで約3年間にわたってKissで連載され、全9巻で完結しました。女性誌連載の作品としては標準的〜やや長めの巻数であり、打ち切りに見られるような極端な巻数の少なさはありません。

さらに重要なのは、完結後に続編『東京タラレバ娘 シーズン2』がKissの2019年6月号から2021年11月号まで連載されたことです。打ち切り作品に続編が制作されることは通常ありえません。シーズン2は新キャラクターを主人公に据えた新章であり、出版社が本シリーズに商業的価値を認めていた証拠です。

また番外編『東京タラレバ娘 リターンズ』も刊行されており、シリーズ全体として継続的に展開された作品でした。

打ち切りではない根拠:シリーズ累計555万部を突破

『東京タラレバ娘』シリーズは、電子版を含む累計発行部数が555万部を突破しています(2021年2月時点)。女性漫画としてはトップクラスの売上であり、商業的に大成功を収めた作品です。

講談社のKiss連載作品の中でもここまでの部数を記録した作品は限られており、打ち切りとは対極の存在と言えます。

打ち切りではない根拠:ドラマ化・海外での受賞

本作は2017年1月から3月にかけて日本テレビ系で連続ドラマとして放送されました。主演は吉高由里子で、榮倉奈々、大島優子が共演するなど豪華キャストが話題を呼びました。

2020年にはスペシャルドラマ『東京タラレバ娘2020』も放送されるなど、完結後もメディア展開が続いています。さらに、アメリカの漫画界で最も権威ある賞の一つであるアイズナー賞を受賞しており、国内外で高い評価を受けた作品です。

最終回への賛否はあるものの、作品としての完成度や商業的成功から見て、打ち切りとは無縁の作品であることは明らかです。

駆け足展開だったのか

「最終回がひどい」という感想から「打ち切りで駆け足になったのでは」と考える読者もいますが、連載の終盤が急展開だったわけではありません。最終巻(9巻)では倫子・香・小雪それぞれの恋愛に決着がつけられており、物語の構成上は予定通りの完結だったと考えられます。

ただし、前述の通り3人の結末に差があったことや、テーマの転換が唐突に感じられたことが「駆け足」という印象につながった可能性はあります。これは打ち切りによる駆け足ではなく、作者の描きたかった結末と読者の期待にズレがあったことが原因です。

東京タラレバ娘の作者の現在

最終回の賛否とは別に、作者の東村アキコがその後も精力的に活動を続けていることも、本作が打ち切りではない傍証となります。

東村アキコの作者コメントと後日談

東村アキコは『東京タラレバ娘』完結後、番外編『リターンズ』や続編『シーズン2』を手がけており、作品世界に対する愛着と継続的な関心がうかがえます。シーズン2では新たな主人公を通じて「令和のタラレバ」を描き、時代の変化に合わせたアップデートを行いました。

『東京タラレバ娘』で描かれた「タラレバ」というキーワードは社会現象にもなり、「タラレバ現象」として社会学者が分析するほどの文化的インパクトを残しました。作者としても代表作の一つとなった作品です。

東村アキコの連載中の作品

東村アキコは2026年現在も複数の作品を連載しており、漫画家として第一線で活躍しています。集英社で『銀太郎さんお頼み申す』を連載しているほか、小学館の『ちゃおプラス』では半自伝的エッセイコメディ『まるさんかくしかく+』を連載中です。

『まるさんかくしかく』は2023年12月に連載開始された作品で、昭和60年の宮崎を舞台に小学4年生の林アキコの日常を描いています。『ひまわりっ ~健一レジェンド~』『かくかくしかじか』以来8年ぶりの半自伝作品として話題を集めました。

東村アキコは『海月姫』『かくかくしかじか』など数々のヒット作を持つベテラン作家であり、『東京タラレバ娘』の完結後も精力的に新作を発表し続けています。

東京タラレバ娘のドラマ版との違い

『東京タラレバ娘』は2017年に日本テレビ系でドラマ化されましたが、原作漫画とドラマ版では最終回の展開が異なります。ドラマの最終回にも賛否があったため、両方の違いを整理します。

ドラマ版の結末と原作との相違点

ドラマ版は全10話で2017年1月から3月まで放送されました。主演の吉高由里子が倫子を演じ、KEYを坂口健太郎、早坂を鈴木亮平が演じたことで話題を呼びました。

ドラマ版の最終回では鈴木亮平演じる早坂の優しさに「優しすぎる」という声がSNSで続出し、原作以上に早坂の好感度が高まったことで、倫子の選択に対する批判がやや強まる結果となりました。

ドラマのキャスティングに対しては放送前に「ひどい」「原作と違う」という批判もありましたが、放送が進むにつれてキャストへの評価は好転しています。

ドラマの視聴率

ドラマ版の平均視聴率は11.4%を記録しました。2017年の水曜ドラマ枠としてはまずまずの数字であり、原作人気を背景に安定した視聴者を獲得しました。2020年にはスペシャルドラマ『東京タラレバ娘2020』も放送されており、ドラマとしても根強い人気を持つシリーズです。

東京タラレバ娘を読むなら電子書籍がお得

『東京タラレバ娘』は全9巻+番外編『リターンズ』で完結しており、まとめ読みしやすいボリュームです。続編『シーズン2』(全5巻)も合わせると全15巻程度で、シリーズ全体を一気に楽しめます。

電子書籍なら場所を取らずにまとめ買いでき、初回限定クーポンなどを活用すればお得に読み始めることができます。最終回の賛否を自分の目で確かめたい方は、ぜひ原作漫画を手に取ってみてください。


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