『トニカクカワイイ』は打ち切りではなく、2026年3月現在も『週刊少年サンデー』で連載が続いている作品です。第1部の完結や複数回の休載が「打ち切りでは?」という誤解を招きました。この記事では、打ち切りと噂された具体的な理由と、作品の現在の状況を詳しく解説します。
| 作品名 | トニカクカワイイ(Fly Me to the Moon) |
|---|---|
| 作者 | 畑健二郎 |
| 連載誌 / 放送局 | 週刊少年サンデー(小学館) |
| 連載期間 | 2018年12号〜連載中 |
| 巻数 | 既刊35巻(2026年3月時点) |
| 打ち切り判定 | 🔵 連載中(打ち切りではない) |
トニカクカワイイが打ち切りと言われた理由
『トニカクカワイイ』が打ち切りと噂される背景には、複数の要因があります。連載中の作品でありながら「打ち切り」「完結」といった検索が発生するのは、読者に誤解を与えるできごとが重なったためです。
理由1:第1部「恋のうた」の完結が最終回と勘違いされた
打ち切り説が広まった最大の原因は、2021年3月に第1部「恋のうた」が完結したことです。主人公・由崎星空(ナサ)とヒロイン・司の物語が一つの区切りを迎え、最終回のような雰囲気の回が掲載されたため、「打ち切りで終了した」と早合点する読者が続出しました。
実際には、第1部完結は物語の節目であり、連載終了ではありませんでした。司の正体にまつわる大きな伏線が明かされたうえで第2部へと続く構成であり、作者の畑健二郎先生も連載終了を発表したことはありません。
他の長期連載漫画でも「◯◯編完結」のタイミングで打ち切り説が出ることはありますが、本作の場合は「第1部」という大きな区切りだったため、より誤解が広まりやすかったと考えられます。
第1部完結後は間を置かず第2部の連載が始まっており、物語は2026年3月現在も継続中です。
理由2:複数回の休載が不安を招いた
『トニカクカワイイ』は連載中にいくつかの休載期間があり、これが「打ち切りでは?」という憶測につながりました。特に2023年秋と2025年春の2度の休載が大きな話題となっています。
2023年秋の休載は、作者の畑健二郎先生が自身のX(Twitter)で「呪術廻戦の236話がショック過ぎたのでしばらく休載します」と発表したことで話題になりました。他作品のショックを理由とした休載は異例であり、SNSでは驚きの声が相次ぎました。
2025年4月には、第313話掲載後に再び休載が発表されました。今回の理由は「スケジュール面がちょっと厳しくなった」というもので、作者自身が制作スケジュールの遅れが関係者に負担をかけていると説明しています。この休載は約2か月間続き、2025年6月25日発売の少年サンデーで連載が再開されました。
週刊連載の休載は珍しいことではありませんが、1か月以上の長期休載が複数回あったことで、「このまま打ち切りになるのでは」と心配する声がネット上に広まりました。しかし、いずれも作者自身が理由を公表しており、打ち切りとは無関係の休載です。
理由3:前作の打ち切り経験との混同
作者の畑健二郎先生は、代表作『ハヤテのごとく!』の連載中に『アド アストラ ペル アスペラ』という作品を並行連載していました。この作品は月1回の掲載でしたが、人気が振るわず第1部完結をもって連載が終了しています。
『アド アストラ ペル アスペラ』の打ち切り経験があることから、「畑先生の作品はまた打ち切りになるのでは」という連想が働き、『トニカクカワイイ』にまで打ち切りの噂が波及した可能性があります。
ただし、『アド アストラ ペル アスペラ』は同時連載の負荷もあって月刊ペースだった作品であり、週刊連載の主力として7年以上続いている『トニカクカワイイ』とは状況がまったく異なります。作品ごとに判断すべきであり、前作の経緯を本作に当てはめるのは適切ではありません。
トニカクカワイイが打ち切りではない根拠
打ち切り説は根拠のない噂に過ぎません。以下の客観的なデータが、本作が打ち切りとは無縁であることを示しています。
累計発行部数700万部超の実績
『トニカクカワイイ』の世界累計発行部数は、2025年10月時点で700万部を突破しています。2023年9月に作者が500万部突破を報告しており、そこから約2年で200万部を上乗せしています。
週刊少年サンデーの連載作品の中でもトップクラスの売上であり、打ち切りの対象になるような数字ではありません。むしろ出版社にとっては看板作品のひとつといえる存在です。
7年以上にわたる長期連載
2018年12号から連載が始まり、2026年3月時点で連載期間は約8年、単行本は既刊35巻に達しています。打ち切り作品の多くは全3〜5巻程度で終了することを考えると、35巻という巻数は打ち切りとは無縁の数字です。
週刊連載を8年間続けること自体が容易ではなく、編集部からの信頼と一定以上の読者支持がなければ実現しません。
2度のアニメ化が示す人気
本作はTVアニメが2度にわたって制作されています。第1期は2020年10月〜12月にTOKYO MXほかで放送され、第2期は2023年4月〜6月に放送されました。さらに2022年11月には新作エピソード「トニカクカワイイ 〜制服〜」も配信されています。
アニメ化は出版社・制作委員会が商業的な価値を認めた作品に対して行われるものです。複数回のアニメ化は、打ち切りどころか高い商品価値を持つ作品であることの証拠です。
トニカクカワイイの作者の現在
作者の畑健二郎先生は、2026年3月現在も『トニカクカワイイ』の連載を『週刊少年サンデー』で続けています。
畑健二郎の連載中の作品
畑先生の現在の主な活動は、『トニカクカワイイ』の週刊連載が中心です。2025年6月に休載から復帰した後は連載を継続しており、2026年3月18日には第35巻が発売されています。
また、前作『ハヤテのごとく!』の完全版が小学館から刊行されており、2026年2月18日に第24巻が発売されました。こちらは過去作の新装版であり、新規の連載ではありませんが、過去の代表作が再び書店に並んでいることは作者の存在感の大きさを示しています。
畑健二郎の経歴
畑健二郎先生は1975年10月19日生まれの漫画家で、妻は声優・作家の浅野真澄さんです。2004年から2017年まで『ハヤテのごとく!』を週刊少年サンデーで連載し、全52巻・累計発行部数1,500万部超のヒット作を生み出しました。『トニカクカワイイ』はその次の連載作品にあたります。
トニカクカワイイのアニメは何巻・何話まで?続きは原作の何巻から?
アニメから作品に入った方は、「続きを原作で読みたい」と考えることも多いでしょう。ここではアニメと原作の対応関係を整理します。
アニメ1期の範囲
2020年放送のアニメ1期(全12話)は、原作漫画の1巻〜4巻あたりのエピソードを映像化しています。ナサと司の出会いから新婚生活の始まりまでが描かれました。
アニメ2期の範囲と続きの巻数
2023年放送のアニメ2期(全12話)は、原作漫画の7巻〜11巻あたりの内容に対応しています。アニメ2期の最終話では結婚式のエピソードが描かれ、感動的なクライマックスを迎えました。
アニメ2期の続きを原作で読む場合は、13巻からがおすすめです。アニメでは省略されたエピソードもあるため、5巻〜6巻あたりも読んでおくとより楽しめます。
トニカクカワイイを読むなら電子書籍がお得
既刊35巻と巻数が多い作品のため、全巻揃えるとそれなりの出費になります。紙の単行本は1冊あたり500円前後で、35巻分だと約17,500円です。
電子書籍であれば、各サービスの初回クーポンやセールを利用することで紙よりお得に購入できる場合があります。まとめ買いを検討している方は、電子書籍の割引を活用するのがおすすめです。

