『ツルネ ―風舞高校弓道部―』のアニメは打ち切りではありません。アニメ1期・2期ともに全話放送を完了しており、さらに2026年には3期(最終章)の放送が決定しています。この記事では、ツルネのアニメが打ち切りと噂された理由と、その真相について詳しく解説します。
| 作品名 | ツルネ ―風舞高校弓道部― |
|---|---|
| 作者 | 綾野ことこ |
| 出版元 / 放送局 | KAエスマ文庫(京都アニメーション) / NHK総合 |
| 刊行期間 | 2016年12月〜(原作小説・既刊3巻) |
| アニメ放送期間 | 1期:2018年10月〜2019年1月 / 2期:2023年1月〜3月 |
| 打ち切り判定 | 🔵 打ち切りではない(3期制作決定済み) |
ツルネのアニメが打ち切りと言われた理由
ツルネのアニメは打ち切りになっていませんが、ネット上では「打ち切りでは?」という声が少なくありません。なぜこのような噂が広まったのか、主な理由を3つに分けて解説します。
理由1:1期と2期の間が約4年空いた
ツルネのアニメ1期は2018年10月から2019年1月にかけてNHK総合で放送されました。しかし、続編となる2期『ツルネ ―つながりの一射―』の放送が始まったのは2023年1月です。1期終了から2期開始まで約4年もの空白期間があったことが、打ち切り説の最大の原因です。
通常、人気アニメの続編は1〜2年程度で制作されるケースが多いため、4年という長い空白は「もう続きは作られないのでは」という不安を生みました。この期間中、公式からの続編に関する情報発信も限られていたことが、ファンの間で打ち切り説を加速させました。
ただし、この空白期間には明確な理由があります。次の項目で解説する京都アニメーション放火事件の影響と、原作小説の刊行ペースが関係しています。
理由2:京都アニメーション放火事件の影響
2019年7月18日、ツルネの制作会社である京都アニメーションが放火事件に見舞われました。この事件では36名が亡くなり、京都アニメーションは甚大な被害を受けています。
ツルネのアニメ1期が終了してからわずか半年後にこの事件が発生したため、「続編の制作は不可能になったのでは」という見方が広がりました。実際に京都アニメーションの制作スケジュールに大きな影響が出たことは間違いありません。
さらに、この事件の影響で「作者が亡くなった」というデマも一部で流れました。ツルネの原作者・綾野ことこさんは京都アニメーション大賞の受賞者ではありますが、事件の被害者ではなく存命です。作者と制作会社が近い関係にあったことから、誤った情報が拡散してしまったと考えられます。
京都アニメーションはその後、少しずつ制作活動を再開しています。2022年8月には劇場版『ツルネ ―はじまりの一射―』を公開し、2023年にはテレビアニメ2期の放送を実現させました。
理由3:原作小説の巻数が少ない
ツルネの原作小説は、KAエスマ文庫から刊行されている綾野ことこさんの作品です。2016年12月に1巻が発売され、2巻は2019年8月、3巻は2022年8月に刊行されていますが、既刊は3巻のみで、一般的なライトノベルシリーズと比較すると巻数は少なめです。
1巻あたりの刊行間隔が約2〜3年と長いことも、「原作が終了したのでは」「打ち切りになったのでは」という憶測を招きました。KAエスマ文庫は京都アニメーション自社のレーベルであり、一般の出版社とは刊行ペースの基準が異なります。
ただし、3巻の発売が2022年8月であることから、原作自体は止まっているわけではありません。アニメ3期の制作が決定していることからも、シリーズとして継続していることは明らかです。
ツルネのアニメが打ち切りではない根拠
ここからは、ツルネのアニメが打ち切りではないことを裏付ける客観的な根拠を紹介します。
アニメ1期・2期ともに全話放送を完了している
ツルネのアニメ1期は全13話に加え、特別編1話の計14話が放送されました。途中で話数が削られたり、放送が途中で終了するといった打ち切りの兆候は一切ありません。
2期『ツルネ ―つながりの一射―』も全13話が2023年1月から3月まで予定通り放送されています。最終回(第13話)では全国大会後の「納射の儀」が描かれ、物語としてしっかりまとまった形で完結しました。
2シーズンとも全話が放送されているという事実は、打ち切りではないことの最も明確な証拠です。
劇場版が公開されるなどメディア展開が継続
2022年8月19日には劇場版アニメ『ツルネ ―はじまりの一射―』が公開されました。劇場版の制作・公開は、作品に一定の商業的価値が認められていることを意味します。
打ち切り作品に劇場版が制作されることはまずありません。京都アニメーションがテレビシリーズだけでなく劇場版まで制作していることは、シリーズへの継続的な投資が行われている証拠です。
また、Blu-ray・DVDの販売や関連グッズの展開も2期終了後に行われており、作品の商業展開は続いています。
3期(最終章)の制作が正式に決定している
ツルネのアニメ3期が制作決定済みであることが公式に発表されています。3期は2026年に放送予定で、シリーズの最終章として位置づけられています。
制作は引き続き京都アニメーションが担当し、監督も山村卓也さんが続投する予定です。具体的な放送開始時期は未発表ですが、2026年夏〜秋クールが有力視されています。
3期で完結することが明言されている点も重要です。打ち切りではなく、制作側が計画的にシリーズを完結させる方針であることがわかります。
ツルネの作者・綾野ことこの現在
原作者の現在の活動状況についても確認しておきましょう。
原作小説の刊行状況
綾野ことこさんは、京都アニメーション大賞(第7回・小説部門・審査員特別賞)の受賞をきっかけにデビューした作家です。受賞作『弓道についてのなにか』が改題され、『ツルネ ―風舞高校弓道部―』としてKAエスマ文庫から刊行されました。
原作小説は既刊3巻で、各巻の発売日は以下の通りです。1巻が2016年12月、2巻が2019年8月、3巻が2022年8月に発売されています。4巻の発売日は未定ですが、アニメ3期の制作が進行中であることから、原作の執筆も続いていると考えられます。
綾野ことこさんの公開情報は限られていますが、ツルネ以外の作品の発表は確認されていません。現時点ではツルネシリーズに注力していると推測されます。
京都アニメーションとの関係
KAエスマ文庫は京都アニメーション自社運営のレーベルであり、綾野ことこさんは同レーベルの専属に近い立場です。京都アニメーションがアニメ3期を制作しているということは、原作者との協力関係が継続していることを示しています。
前述の通り、京都アニメーション放火事件で作者が亡くなったというのはデマです。綾野ことこさんは存命であり、作品の展開は続いています。
ツルネのアニメは小説の何巻まで?続きは原作の何巻から?
ツルネのアニメを観て原作小説が気になった方のために、アニメと原作の対応関係を整理します。
| 媒体 | 現状 |
|---|---|
| 原作小説 | 既刊3巻(KAエスマ文庫) |
| アニメ1期 | 全13話+特別編(2018年10月〜2019年1月) |
| 劇場版 | 2022年8月公開『はじまりの一射』 |
| アニメ2期 | 全13話(2023年1月〜3月) |
| アニメ3期 | 2026年放送予定(最終章) |
アニメ1期は原作小説の1巻をベースにしつつ、アニメオリジナルの要素も含まれています。2期は原作2巻以降の内容が中心です。原作小説とアニメでは展開が異なる部分があるため、アニメを観た後でも原作を1巻から読むと新しい発見があります。
原作小説はKAエスマ文庫から刊行されており、京都アニメーションの公式ショップや一般書店で購入可能です。アニメでは描ききれなかったキャラクターの心理描写が、小説ではより深く掘り下げられています。

