うどんの国の金色毛鞠の最終回がひどいと言われる理由!アニメ監督降板の裏事情も解説

『うどんの国の金色毛鞠』の最終回は、ポコとの別れが唐突で切なすぎるという声や、アニメ版の制作トラブルへの不満から「ひどい」と言われています。アニメ版では監督が途中降板する騒動があり、原作を大幅に改変した構成が批判を集めました。この記事では、最終回がひどいと言われる具体的な理由と、打ち切りだったのかどうかを詳しく解説します。

作品名 うどんの国の金色毛鞠
作者 篠丸のどか
連載誌 月刊コミック@バンチ(新潮社)→ くらげバンチ
連載期間 2012年8月号〜2019年2月(くらげバンチ移籍後完結)
巻数 全12巻
打ち切り判定 🟢 打ち切りではない(完結済み)

うどんの国の金色毛鞠の最終回がひどいと言われる理由

『うどんの国の金色毛鞠』の最終回に対しては、漫画版・アニメ版の両方で不満の声が上がっています。ここでは「ひどい」と言われる主な理由を整理します。

理由1:ポコとの別れが唐突で切なすぎる

漫画版の最終回で最も批判が集まったのは、主人公・俵宗太とポコの別れの描き方です。物語の終盤で、紗枝から「ポコの力が尽きたら、二度と人間の姿に戻れない。人間に化けていた時の記憶も全部忘れてしまう」と告げられます。

宗太とポコの共同生活はわずか1年間の出来事であり、ポコが突然姿を消す展開に「もっと二人の日常を描いてほしかった」「別れが急すぎる」という声が多く上がりました。

ポコはもともと屋島の太三郎狸にまつわるタヌキの化身であり、宗太が高校生の頃から見守っていた存在でした。それだけの長い縁がありながら、最終的にあっさりと別れが訪れる構成に、読者は感情の整理がつかなかったようです。

最終話「俵製麺所」では、宗太が仲間たちを実家に招いて自分で作ったうどんをふるまい、前を向いて歩き出す姿が描かれます。しかし「ポコのその後が曖昧なまま終わった」という点が、読後感の悪さにつながっています。

理由2:アニメ版の監督が途中降板する異例の事態

アニメ版『うどんの国の金色毛鞠』は2016年10月から12月にかけて日本テレビほかで全12話が放送されましたが、制作途中で当初の監督・井端義秀が降板するという異例の事態が起きています。

井端監督は2016年末に自身のSNSで降板の経緯を公表しました。発端は、シリーズ構成・脚本を担当した高橋ナツコとの衝突です。井端監督によれば、脚本が毎回締め切り直前に提出され、内容への指摘をしたところ関係が悪化したとされています。

最終的に井端監督はプロデューサーから降板を言い渡され、宅野誠起が後任として監督を引き継ぎました。この騒動はアニメファンの間で大きな話題となり、作品そのものへの評価にも影を落としました。

制作体制の混乱は完成した作品のクオリティにも影響を与えたとみる声があり、「最終回がひどい」という評価の背景には、こうした裏事情への失望も含まれています。

理由3:アニメ版が原作を大幅に改変した

アニメ版に対しては「原作を改変しすぎている」という批判が根強くあります。原作漫画は香川県を舞台に、宗太とポコの穏やかな日常を丁寧に描く作風ですが、アニメ版ではオリジナル展開が多数追加されました。

Yahoo!知恵袋などでは「原作を改変して別物になったことが人気が出なかった原因では」という指摘が見られます。原作ファンにとっては、好きだったエピソードがカットされたり、キャラクターの描写が変わったりしたことへの不満がありました。

また、先に放送されていた『ばらかもん』(2014年放送)との類似性を指摘する声もありました。「田舎に移り住んだ青年と子どもの交流」という大枠が似ていたため、比較されて不利な評価を受けやすかった面があります。

アニメの制作を担当したライデンフィルムは、本作以外にも複数の作品を同時期に手がけており、作画のクオリティに物足りなさを感じたという意見もありました。

理由4:連載誌の移籍が打ち切りに見えた

『うどんの国の金色毛鞠』は2018年5月号をもって『月刊コミック@バンチ』での連載を終了し、同年4月6日から新潮社のWebコミックサイト『くらげバンチ』に移籍しました。

この移籍のタイミングが、一部の読者には「紙の雑誌から追い出された=打ち切り」と映ったようです。実際には同一出版社内でのWeb移籍であり、くらげバンチで最終話まで掲載されているため打ち切りではありません。

しかし紙の雑誌で追いかけていた読者にとっては、突然読めなくなったことに変わりはなく、「打ち切られたのでは」という誤解が広がる一因となりました。Webでの連載を知らずに「中途半端に終わった」と思い込んでいる読者もいるようです。

うどんの国の金色毛鞠は打ち切りだったのか?

最終回への不満から「打ち切りだったのでは」と疑う声がありますが、結論として本作は打ち切りではありません。ここではその根拠を整理します。

全12巻で最終話まで掲載されている

『うどんの国の金色毛鞠』は月刊コミック@バンチで約6年間連載された後、くらげバンチに移籍して2019年2月15日に最終話「俵製麺所」が掲載されました。単行本は全12巻が刊行されています。

さらに、2019年10月25日にはくらげバンチで完結編となる番外編「八栗」が掲載されており、物語に区切りをつける形で丁寧に締めくくられています。打ち切り作品でわざわざ番外編が掲載されることは通常ありません。

アニメ化・香川県とのタイアップなど高い評価を受けていた

本作は2016年にTVアニメ化されたほか、香川県との大規模なタイアップが実現しています。2016年2月にはキャラクターのポコが「うどん県広報部長」に任命されました。

ことでん(高松琴平電気鉄道)では2014年11月から2016年10月まで「ポコでん」と呼ばれるラッピング電車が運行され、香川県観光協会による公式ロケ地マップも作成されています。2024年9月には高松市内2箇所にポコのデザインマンホールが設置されました。

地方自治体がここまで全面的にタイアップする作品が打ち切りということはまず考えられません。商業的にも一定の支持を得ていた証拠です。

駆け足展開ではなく物語の核心は描き切られている

打ち切り作品にありがちな「伏線の放棄」や「急な最終回」は本作には当てはまりません。宗太が父の死や東京での仕事に向き合い、ポコとの出会いを通じて地元・香川での新しい生き方を見つけるという物語の軸は、最終話まで一貫して描かれています。

ポコとの別れという結末に賛否はあるものの、打ち切りによって急に終わらされた作品ではなく、作者が意図した形で完結に至っています。

うどんの国の金色毛鞠の作者の現在

作者・篠丸のどかは香川県高松市出身の漫画家で、本作の完結後も活動を続けています。

篠丸のどかの次回作『恋じゃないなら名前をつけて』

篠丸のどかは『うどんの国の金色毛鞠』の完結後、2020年9月から講談社の『BE・LOVE』で新連載『恋じゃないなら名前をつけて』をスタートさせました。

同作は34歳のバリキャリOLが人生を再スタートさせる物語で、2022年5月号で完結し全4巻が刊行されています。前作の「地方×日常」から「都会×大人の再出発」へとテーマを変え、新たな読者層にも支持されました。

篠丸のどかのXアカウントには「準備中」との記載があり、次の作品に向けた活動をしている可能性があります。

うどんの国の金色毛鞠のアニメは何話まで?続きは原作の何巻から?

TVアニメ『うどんの国の金色毛鞠』は2016年10月から12月にかけて日本テレビほかで全12話が放送されました。制作はライデンフィルムが担当しています。

アニメ版はオリジナル展開が多く含まれているため、原作漫画とストーリーが一対一で対応しているわけではありません。アニメの続きが気になる方は、原作の1巻から読むことで、アニメでカットされたエピソードや本来のキャラクター描写を楽しめます。

原作漫画は全12巻で完結しており、くらげバンチでは一部エピソードが無料で読めるようになっています。

うどんの国の金色毛鞠を読むなら電子書籍がお得

『うどんの国の金色毛鞠』は全12巻で完結しているため、一気読みに向いている作品です。1巻あたりの価格はおおよそ600〜700円程度で、全巻購入すると7,000〜8,000円前後になります。

電子書籍ストアでは初回登録時のクーポンやまとめ買いキャンペーンが頻繁に実施されているため、紙の単行本よりもお得に読める場合があります。


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