バガボンドは完結している?休載理由と連載再開の可能性を解説

バガボンドは2026年4月時点で完結しておらず、2015年から長期休載が続いています。

講談社「モーニング」で1998年から連載されてきた本作は、2015年22・23合併号の掲載を最後に休載に入り、単行本も既刊37巻のまま10年以上新刊が出ていない状態です。

この記事では、バガボンドの連載状況と休載の経緯、打ち切り説の真相、そして作者・井上雄彦の現在の活動について詳しく解説します。

作品名 バガボンド
作者 井上雄彦(漫画) / 吉川英治(原作小説『宮本武蔵』)
連載誌 / 放送局 モーニング(講談社)
連載期間 1998年40号〜2015年22・23合併号(以降休載中)
巻数 既刊37巻(2014年7月時点)
完結状況 長期休載中(2015年〜)
打ち切り判定 🟡 打ち切り疑惑あり

バガボンドは完結しているのか?

「バガボンド 完結」と検索する方が多いですが、結論から言えばバガボンドは完結していません。2015年5月にモーニング22・23合併号に掲載された第327話「おばるの関」を最後に、本編の掲載は止まったままです。

連載状況:2015年から長期休載中

バガボンドは1998年にモーニング40号で連載を開始しました。吉川英治の小説『宮本武蔵』を原作に、井上雄彦が独自の解釈を加えて描く宮本武蔵の物語として、高い人気を獲得しています。

連載開始から17年間にわたり掲載が続きましたが、途中から不定期連載となり、掲載ペースは徐々に落ちていきました。そして2015年5月を最後に、本編の掲載は完全に止まっています。

単行本は2014年7月に発売された37巻が最新刊です。2026年4月の時点で、新刊が出ないまま11年以上が経過しています。講談社のモーニング公式サイトでは井上雄彦の作家ページが残っていますが、連載再開の告知はありません。

累計発行部数は8200万部を突破しており(2015年時点)、人気作でありながら完結を迎えていない状態が続いています。なお、本誌での最後の掲載となった第327話の時点で、物語は宮本武蔵が農業に向き合う「おばるの関」のエピソードが描かれていました。

休載の理由と経緯

バガボンドの休載理由について、井上雄彦自身は明確な説明をしていません。ただし、過去のインタビューや発言から、いくつかの背景が推察されています。

まず、井上雄彦は『スラムダンク』の作者としても知られていますが、バガボンドの連載期間中から作画への強いこだわりを見せていました。本作は水墨画を思わせる画風で描かれており、1話あたりの制作負担が大きいことはファンの間でもよく知られています。

また、物語が佐々木小次郎との巌流島の決闘に向かう終盤に差しかかっていた時期でもあります。原作小説『宮本武蔵』のクライマックスにあたる部分を、どのように描くかという創作上の課題があったとも考えられます。

2022年には映画『THE FIRST SLAM DUNK』の公式サイトで、井上雄彦が「描きたい気持ちはある」「でも描けない」という趣旨の発言をしています。このことから、連載を放棄したわけではなく、創作上の問題が休載の主な要因であることがうかがえます。

バガボンドは連載初期こそ週刊ペースで掲載されていましたが、2000年代後半から掲載間隔が空くようになりました。特に2010年以降は数ヶ月に1回の掲載となり、2014年から2015年にかけては年に数回の掲載にまで頻度が落ちています。この掲載ペースの推移からも、休載が突然のものではなく、段階的に進行していたことがわかります。

連載再開の見込み

2026年4月時点で、バガボンドの連載再開に関する公式発表はありません。講談社からも、井上雄彦本人からも、具体的な再開時期は示されていない状況です。

ただし、「描きたい意思」を示す発言が過去にあったこと、そして出版社側が打ち切りを発表していないことから、形式上は休載扱いが継続しています。

物語は巌流島の決闘の直前で止まっており、原作小説でいえばクライマックスの手前です。ファンからは「生きているうちに完結を読みたい」という声が絶えませんが、再開の見通しは不透明なままです。

同様に長期休載を経験した井上雄彦の別作品『リアル』は、2019年に約4年半ぶりに連載再開を果たした前例があります。このことから、バガボンドについても再開の可能性がゼロとは言い切れませんが、休載期間の長さを考えると楽観はできない状況です。

バガボンドは打ち切りなのか?

10年以上にわたる休載が続いているため、「バガボンドは打ち切りだったのではないか」という疑問を持つ方も少なくありません。ここでは打ち切り説の実態を整理します。

打ち切り説の真相

バガボンドが打ち切りと言われる最大の理由は、10年以上新刊が出ておらず、事実上の連載停止状態にあることです。通常、人気漫画がこれほど長期にわたって更新されない場合、打ち切りと見なされても不思議ではありません。

また、物語が完結していないにもかかわらず、新刊の告知も連載再開のアナウンスもないことが、打ち切り説をさらに強めています。SNS上では「打ち切り同然」「もう完結しないのでは」といった声が多く見られます。

一方で、累計8200万部(2015年時点)という発行部数が示すように、バガボンドは売上面で打ち切りになるような作品ではありません。掲載誌のモーニングにとっても看板作品の一つであり、商業的な理由で打ち切られる可能性は極めて低いでしょう。

作者・出版社の公式見解

講談社からバガボンドの打ち切りが公式に発表されたことはありません。モーニング公式サイトには井上雄彦の作家ページが残されており、バガボンドも掲載作品として記載されています。

井上雄彦自身も、過去に「年内完結」を目標として掲げたことがありました。2009年にはオリコンのインタビューで完結への意欲を語っています。しかし、その後も連載ペースは上がらず、2015年を最後に休載に入ったというのが実情です。

以上の状況を踏まえると、バガボンドは「打ち切り」ではなく「作者都合による長期休載」と整理するのが正確です。ただし、10年以上にわたって進展がないことから、事実上の未完作品と見る向きがあるのも理解できます。

なお、2009年のオリコンニュースでは井上雄彦が「年内完結」を宣言したことが報じられましたが、その後も完結には至りませんでした。宣言から17年が経過しており、完結への道筋は現時点では見えていません。

バガボンドの作者・井上雄彦の現在

バガボンドの連載が止まっている一方で、井上雄彦は他の活動を精力的に続けています。2026年現在の活動状況をまとめます。

井上雄彦の活動状況

井上雄彦は2026年現在、『リアル』をヤングジャンプ(集英社)で不定期連載中です。車椅子バスケットボールを題材にした本作も不定期連載ではありますが、2024年8月に約4年ぶりとなる最新16巻が発売されるなど、作品自体は継続しています。

また、2022年に公開された映画『THE FIRST SLAM DUNK』では監督・脚本を務め、興行収入は国内で157億円を超える大ヒットを記録しました。2025年には再上映イベント「THE FIRST SLAM DUNK “COURT” in KOBE」が開催されるなど、スラムダンク関連の活動も続いています。

さらに、2025年6月には『スラムダンク』全20巻の電子書籍版が初めて解禁されました。長らく紙のみでの販売にこだわっていた井上雄彦が電子化を許可したことは、大きな話題となりました。

このように、井上雄彦は漫画家として活動を続けていますが、バガボンドの再開については具体的な動きが見られない状況です。『リアル』の不定期連載とスラムダンク関連の活動が中心となっており、バガボンドの優先度が高くないことがうかがえます。

原作者・吉川英治について

バガボンドの原作は、吉川英治の小説『宮本武蔵』です。吉川英治は1962年に死去しており、新たな活動はありません。

ただし、原作小説『宮本武蔵』は現在も重版・電子書籍化が続いており、バガボンドの影響で原作に興味を持つ読者も多いです。原作小説では巌流島の決闘まで描かれているため、バガボンドの「この先」が気になる方は原作を読むことで物語の結末を知ることができます。

なお、井上雄彦は原作をそのまま漫画化しているわけではなく、独自のキャラクター解釈やオリジナルエピソードを加えています。そのため、原作の結末がそのままバガボンドの結末になるとは限りません。

バガボンドを読むなら電子書籍がお得

バガボンドは既刊37巻が発売されており、全巻を紙で揃えるとなるとそれなりの出費になります。電子書籍であれば、初回クーポンやセールを活用してお得に読むことができます。

バガボンドは各電子書籍ストアで配信されています。37巻分をまとめ買いする場合、電子書籍のクーポンを活用すると数千円単位で安くなることがあるため、これから読み始める方には電子書籍がおすすめです。

また、原作小説『宮本武蔵』も電子書籍で入手可能です。バガボンドで物語の続きが気になる方は、原作小説を併せて読むことで巌流島の決闘までの展開を楽しむことができます。


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